辞任劇のその背後には…

突然の安倍総理の辞任に、驚きを禁じ得ませんでした。

この人は極めて権力欲の強い人なだけに、突然の辞任表明は意外でした。先日APECの首脳会議に出席した時、記者会見で「職を賭してでも…」とこれまでの強気で、トップの座にしがみつくことを単に表明しているだけの中身のない発言からは一転して、何かを含みのあるものに変わった時にあれっとは思いました。しかし、これまで彼が辞任を決意すべき時はたくさんあったにもかかわらずここまで死守してきた首相の座を、「何もない」時に手放すにはそれなりの理由があるような気がしてなりません。健康上の理由を挙げているようですが、つい最近まで健康状態に特に問題があるように思えませんでした。また毎日新聞によると「わたしは代表質問に出るわけにはいかない。健康上の理由だ」と安倍首相は述べたようですが、健康上の理由であれば「出られない」となるはずで、「出るわけにはいかない」理由が「健康状態」というのはおかしいように思います。しかも、内閣も一新したばかりですし、所信表明演説を終えたばかりですから、無責任過ぎるという非難は免れません。

と、前置きが長くなりましたが、そう考えると安倍氏も結局は「傀儡」であり、彼に「そろそろ辞めておけ」と圧力をかけたものがいるとしか考えられません。そう、フィクサーがいるはずです。「ボクちゃん、もうイヤ。辞めるっ!」とわがままを通したのではないかという意見もあるようですが…。

そう思って、いろいろと考えてみました。自民党に今フィクサーになれるような器の人間がいただろうか…。あれやこれや考えてもこれといった人物が浮んできません。しかも、昨日付の朝日新聞夕刊には『「なぜ今」党も困惑』という文字が大きく踊っています。あながちウソとは言えないでしょう。こんなことになるのだったら、早く辞めてくれていればよかったのに…と思っていた自民党幹部は相当数いたはずです。

ここに、一人今回の辞意を随分以前から聞いていたよと発言している安倍氏のお友達がいました。麻生太郎氏です。毎日新聞の麻生発言「ずっと前から(首相の辞意を)聞いていた」というのが、朝日新聞には「10日夕」と書かれていて、2日前が「ずっと前」になるのかどうか疑問は残るのですが、少なくとも麻生氏は安倍氏の辞任を前もって知っていたことになります。麻生氏が安倍氏に「直接」圧力をかけられる程力を持っているとは思えませんが、今回の辞任劇に全く関与していないとは言い切れません。実際、赤城農水相の件では実際に動いたのはこの人と、与謝野氏だという話でした。

麻生氏とは別に、この突然の辞任劇を作り出した可能性の最も高いと私が考えるのが、「アメリカ」です。日本のトップの首をすげ替えるなんてことは、アメリカには簡単だろうと思います。前述の記者会見での自衛隊の活動継続のための特措法に「職を賭し」てと言ったのもアメリカを意識して、というよりもアメリカのためです。そして、アメリカに惜しみない献身をして(奉仕して)いくためには現在、民主党と協力態勢を作っていかなければいけないわけですが、安倍氏にはそれができないとアメリカは判断したのではないでしょうか。「小沢さんが断ったからボク、辞める」という発言は、小沢氏の話を聞くと真実ではないわけですが、全くでたらめであるとも言い切れないと思います。


最後に、次の首相は誰でしょうか。いきなり麻生氏というのは、わかりやす過ぎるので、可能性は低いように感じます。一人クッションをはさんで、そして次が麻生氏ということになるのではないでしょうか。とすると、そのクッション役はあまり押しの強くない、好かれもしないが嫌われもしない、また民主党とそこそこうまくやっていける人ということないなります。福田氏、谷垣氏あたりが担ぎ出されるのでしょうか。

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安倍さんはリーダーには向かない人だったと思います。組織のリーダーには象徴性も必要なのでしょうが、彼はそれは立派ではあったけれど、その象徴性を働かせる能力がなかったと思います。昨日の会見内容からも、彼がいかに大局を見ていないかが分かります。政治家たちはちっとも勉強しないガキみたいに漫画ばかり読んでいたり、キーキー騒いでたりしないで(真正のガキだったら実害はありませんから、かわいい子、ですみますが)、少しは真面目に勉強や仕事をしていただきたいです。報酬が支払われてるんですから。でも、政治家ばかりを責められません。この国は津々浦々、似たような形で流れているんだと日々実感します。

(続き)安倍さんが立派、なのじゃありません。彼にまつわる象徴性が「ご立派」ということを言いたかったのでした。総理の重責も彼には前もっては感じられなかったのでしょう。それで今ごろ精神的に来たのでしょうね。周りも気を付けてあげるべきでした。つまり誰しもちゃらんぽらんにやってるように見えるのですが、どうでしょうか。

まつ子さん、おはようございます。

なぜ安倍さんが首相になったのだろうと不思議に思うことがあります。多くの点で資質に欠けているにもかかわらず、彼を担ぎ出して、その気にさせてしまったのは誰なのでしょうか。彼の父親や祖父の亡霊なのでしょうか、それとも血統を大事にする保守的な連中でしょうか。いずれにせよ、一国の政を行なうには、本人もさることながら、彼のブレーンにならなければならなかった閣僚その他も愚か過ぎました。まつ子さんがおっしゃるように、政治家には一人当たりおよそ年間6000万という莫大なカネが注ぎ込まれているわけですから、相応の仕事をして貰いたいものです。総理大臣は学級委員と同じ程度にしか考えていなかったのかなと思うのです。

自民党総裁選を横目で見ながら、現在総裁=首相と自動的になってしまうにもかかわらず、この選挙の仕方はどう考えてもおかしいと思いつつ、福田さんが総裁になった暁には、民主党の勢いが削がれてしまうのではないかという怖れを抱いています。

ばぶをさん、こんばんは。

>なぜ安倍さんが首相になったのだろうと不思議に思うことがあります。

全く同感です。でも、そんな風に思う人の方が少数派なのでしょう。小泉首相カムバックの声、麻生氏を庶民派と評する声、いずれもよく飲み込めません。私達の社会の人々は、みんな何を求めているのでしょうか。個人的な感性の「代」理としての「代」議士なのかしら。結局、感性の問題なんでしょうか。

まつ子さん、こんにちは!今日は暑いですね~。舌呼吸してます。

>みんな何を求めているのでしょうか
うーん(-"-;)。。。今の世の中で、少なくとも「個」であることが、必然的に所属する集団の安定性によって保証されるのだということを忘れて、「個」の幸福のみを追求しているようにみえます。「個」の危機に直面しないと「集団」を顧みない。個を脅かすものがない時、集団の代表や長はタレントと同じで、まつ子さんがおっしゃる通り感性で、好悪や「わかりやすさ」等で判断される対象であるように思えます。福田さんはどちらかと言えば、わかりにくく、捉えにくいタイプなので、国民が彼に対する判断をしあぐねている間にいろいろな法案を通してしまいそうで怖いです…。

ばぶをさん、こんばんは。昼間の日ざしも夏のようでしたね。
福田氏がどのような人で、何を考えているのであれ、挙党態勢に向けての総裁選ですから、ばぶをさんのおっしゃるとおり、党の今までの利己的な路線が貫かれるべく法案を通すことでしょうね。
私はナントカの一つ覚えみたいな「世代交代」や「若返り」の大号令には首を傾げてしまう方ですが、福田氏はどちらかというと年配、つまり戦中世代で、戦争についても一定の考えを持っていると聞きます。野党には是非、近い将来の自民総裁の良識に強く呼びかけ、政治の場で作動させるよう導いてほしいと思います。

おはようございます。今日もまたまた暑い一日なりそうです。
今回の安倍さんの辞任や総裁選を見たり、まつ子さんのご意見を伺ったり、ニュースを聞いたり読んだりしていると、結局日本は未だアメリカの占領下にあるのではないかと思いが強まります。世代交代がアメリカとの関係を一新する一助になるならば大いに若返りすべきだと思いますが、私の周囲にいる若者たちを見るに、アメリカに精神的隷属と言っても過言ではない程の憧れを示していて、到底二十一世紀の米国植民地日本の汚名は返上できそうにありません。また、野党に関してはそれが機能するようにと期待する反面、最大野党である民主党は自民党の一派閥に過ぎないと思うと期待が泡と消えていきます。
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