ロシア皇帝の至宝展@江戸東京博物館 とコムスン

もうすぐ会期が終わってしまうので、あわてて江戸東京博物館のロシア皇帝の至宝展に行ってまいりました。

展示品のカテゴリーは以下の通りです。

第1章 ウラジーミル公国とモスクワ
第2章 14-15世紀大公国のモスクワ
第3章 16世紀の首都モスクワ
第4章 17世紀ボリス・ゴドゥノフからピョートル大帝の時代まで
第5章 18世紀の古都モスクワ
第6章 19世紀における国民的伝統の復活
第7章 絵画と版画におけるクレムリンのイメージ


ロシアが好きでかなり楽しみにしていました。しかし、実際に行ってみて、少々重い気持ちになって帰ってくることになりました。

展示品はきらびやかで眩く、金銀、そしてエメラルドやルビーなどがちらばめられていて、まさに光り輝くようなものばかりでした。真珠や宝石類が埋め込まれたイコン、螺鈿細工の銃、金糸銀糸がふんだんに織り込まれた祭衣、金でふちどられた祈祷書、流麗な細工が施された杯や柄杓。人の手による工芸品は、その製作者の熱意、作品制作への喜びなど、まさに魂がこめられていて感動的なものが多いものなのですが、今回の作品は人間の権力欲、金銭欲ばかりが私の心に突き刺さってきました。「神」の御名において、または「神」の代理人を騙って、自分の欲を満たす人々。宗教は人を救わないのです。司祭が、あるいは女帝や皇帝が首から下げている宝石をちりばめた十字架があれば、どれほどの人がパンを食べられることでしょうか。意匠のすばらしさを感じた作品も中にはありましたけれど、全体としてこの展覧会を観に行ったことを後悔してしまいました。これが歴史の事実なのですが。


資本主義体制のこの世界に暮らしていて、金銭を追及するを「悪」というわけにはいきません。また、経済的成功者=勝ち組という図式も、正邪で判断できるものではありません。この展覧会に行って、今話題になっているコムスンのことがいろいろ頭を駆け巡りました。

福祉事業を行なうものが営利を追求してはいけないわけがありません。コムスンが虚偽申請をし、またそれを隠蔽するための工作を行なっていたということは非難されて当然ではありますが、それは、福祉事業を行なう者が金儲けをしてはいけないということにはなりません。高齢者用の操作しやすい家電製品を生産販売することとその本質は同じだと思います。

とはいえ、やはりそのような事業者に対して、ある程度人格者であることを望む気持ちがあるのも無理はないのです。科学技術や医療が進んだ今の世の中において、我々が高齢者になる確率は極めて高く、おそらく私たちは福祉や年金の問題を世間で発生すると、ひとごととは済ませられないからです。いくら涙を流しながら謝罪をしても、「福祉の仕事を『ボロい』商売だなどと思ったことはありません」と言ってしまうような人に、福祉にかかわって欲しくないと思うのが人情ではないでしょうか。人間、思わぬところに本音が出るものなのですね。「ボロい」という言葉が出て来るとは…。「グッドウィル」という名の下で行なわれた「悪行三昧」、呆れてものが言えません。


思いも寄らぬ場所で、人間の欲について考えさせられた一日となりました。

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モスクワモスクワ(ロシア語マスクヴァー、国際音声記号|IPA: 、「モスコー」とも)はロシア|ロシア連邦の首都。連邦市として市単独でロシア連邦を構成する89のロシア連邦の地方区分|連邦構成主体のひとつとなっている。なお、漢字による当て字は莫斯科。.wikilis{font-siz

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はじめまして!

コムスン、これからどうなるんでしょうね。介護を受けられている方が心配です。

五行歌様
行政側は年金問題その他で保身に必死ですが、この件をどのように処理するつもりでしょうか。今介護を必要な人がいるわけですから、迅速に対応して欲しいものです。

また是非いらしてください。
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