公開講座「立憲主義の意義 ─または、憲法9条の意味─」

本日11月11日に成蹊大学において東大法科大学院教授長谷部恭男先生の公開講座が行われました。

レジメは
1. 国家の基本原理としての憲法
2. ジャンージャック・ルソー「戦争および戦争状態論」
3. The Long War──第1次大戦から冷戦終結まで
4. カール・シュミット『現代議会主義の精神史的地位』
   議会制民主主義 対 共産主義 対 ファシズム
5. 議会制民主主義の前提──立憲主義
6. 憲法9条の意味

ホッブズによる「万人の闘争状態」は社会契約によって国家を作り出すことによって解決する、という考えをルソーが批判する、つまり個人レベルで解決はしても国家レベルで戦争が行なわるのだと。そして、戦争とは敵対する国家の基本原理を消滅させる(破壊する)こと、つまり敵国の憲法に対する攻撃であり、それは冷戦の終結を見れば納得がいく。その冷戦は、バビット教授によると第一次世界大戦から始まったThe Long Warに含まれる。そこでは戦闘方法(兵器等)の変化に伴い、福祉国家政策、大衆の政治参加が必要となる。ところが、シュミットのよれば、大衆の政治参加によって、議会の代表者は組織の後ろ盾が必要となり、自分の意志のみをもって議会に参加するのではなく、組織の利益を代表するものとなる。つまり、公開の場では何も決まらなくなってしまう。とすると、議会制民主主義は「弱々しい国家」(シュミットの言う全体国家)に成り下がってしまうので、国のあり方で残るのは共産主義とファシズムになる。ところが、20世紀になり、第二次世界大戦で、ファシズムが大敗を喫し、その後の冷戦の構図は議会制民主主義vs.共産主義になるが、共産主義の敗北で冷戦、つまりバビット教授の言うThe Long Warは終わるのである。そこで残った議会制民主主義は、公と私を区別する立憲主義の考え方を基本とする。その中で日本国憲法の9条がどのように意味付けされるかということである。国家として国民を守らなければならない。憲法学者の間では、9条を原理ではなく準則と考え、軍隊、武装は一切できないという方向に考えるのだが、長谷部先生は9条を準則ではないという意見であった。

途中、少々眠くなったところもあり、この講演全体と、レジメの最後にある「憲法9条の意味」と少々つながっていませんし、またうまくまとまらなっていないのですが、大体このような内容でした。

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