東北関東大地震1

久しぶりに書くブログが大惨事に関する内容であるのはとても残念なことです。
しかし、これが現実であり、これが日本で生活をする、ということなのかもしれません。
まずは、この地震でお亡くなりになった方たちのご冥福を心よりお祈り申し上げます。さらに、被災なさった方々に心よりお見舞いを申しあげます。早く皆さんが元気に、そして笑顔になれるよう、私たちにできることを考えていきたいと思います。どうぞ、がんばってください!
何ができるのかということで、いろいろと調べましたところ、私どもは車を所有していませんので、節電と義捐金と買いだめをしない、この3つのようです。
節電に関しましては、暖房の使用をしない、早目の就寝(とはいえ眠れないのですが…)、調理時間を短くする、家人と同じ部屋で作業をする、これくらいでしょうか。
義捐金は、日本ユニセフは一部の義捐金の使途が怪しいということですので、100%被災地に届く赤十字にしました。コチラをご覧になりますと、ゆうちょ銀行などからの振込みとカード決済の方法が出てきます。
買いだめは、すさまじいものがあります。被災地以外の方々がなぜ買いだめをなさるのでしょうか。福島の原発で放射能が飛散してきた場合の、屋内退避に備えているのでしょうか。電池や懐中電灯だけでなく、ラーメンや缶詰などの保存食が買い占められているのには驚きました。生鮮食品では、牛乳、卵が売り切れです。毎朝開店前からスーパーには大勢の人が並んでいたり、入店制限をするお店すらあるとか。どうぞ、缶詰やレトルトなどはできるだけ被災地に届けられるように、ご協力願えればと思います。
自分にできることをまた考えていくつもりです。
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ここからは私自身の体験を少し記録しておこうと思います。
私は大地震のあった時、立川の職場におりました。普段私は池袋と立川の職場を行ったり来たりしており、幸運にも立川の方におりました。幸運と言いますのも、池袋の職場は7Fにあるのに対し、立川は3Fであること、また自宅が立川寄りであるので、運がよかったとあとで思うのことになるわけです。
最初、あれ揺れている程度で、とりあえず職場の他の人に机の下に隠れた方がいいかもと言っているうちに、全く揺れがおさまらず、むしろどんどん揺れが大きくなっていき、窓の外を見ると街灯ほどの太さのポールがぶんぶん振れています。と、棚の上から書籍や書類がバタバタと落ちてきて、あちらこちらから叫び声が聞こえます。とにかく一緒に部屋にいる人に「机の下にいれば大丈夫!」と声をかけ、一番大きな棚が倒れないように支えることしかできませんでした。
最初の揺れが初期微動だとすると、震源は離れているはず、でも、東京でこの揺れだとすると…一体震源地は…と空恐ろしくなり、上司がつけた有線ラジオ、インターネットにかじりつき、宮城が大変なことになっていることを知りました。兄の勤務先が仙台なので、まずいと思い、また母が心配ですぐ電話をしました。電話は通じているのですが、電話には出てくれず、とりあえず留守電を入れ、職場にいる人たちと刻々と明らかになるこの大地震の被害状況を見守ることになります。
普段携帯電話を使うことはないのですが、今回ほど携帯電話をありがたく思ったことはありません。さらに、私は大手のキャリアではなく、PHSなので他の方よりもはるかに通じやすかったように思います。家人は当時栃木の方に出張しておりましたが、家人ともすぐに連絡をとることができました。
そうこうするうち、夕方になり、どうもJRは動きそうにないなとなると、職場にいる人たちを何とか帰宅、もしくはどこかに避難させなければならないと感じ始めました。明るいうちに、帰らせた方がいいだろうということで、なぜか動いている多摩モノレールなどを利用して、とにかくある程度歩ける範囲に自宅がある人には帰宅をしてもらいました。上司と私を含めた職員2人のみを残し、全員が無事行くべきところに行けた頃には夜中を回っていました。まさか自分が帰宅難民になるとは思ってもいませんでした。最終的に帰宅できたのは夜中2時半。幸い自宅は空き瓶が棚から落ちていたこと(割れませんでした)、そこらへんに積み上げておいた書類等が少々散乱した程度で済みましたが、夜が明けるまでは、ひとりであるという不安もあって、ラジオとインターネットにかじりついていました。
ちなみに、うちの住居は緊急地震速報を知らせる装置が備えられています。今、これがトラウマになっている感じです。と言いますのも、ラジオから聞こえる緊急地震速報が鳴らない時も鳴ってしまうことがあって、とにかくひっきりなしに「プルルンプルルンプルルン、地震が来ます、プルルンプルルンプルルン、地震が来ます」と鳴り響くのです。小さいお子さんのいる家庭では、子供がおびえてしまうのではないかと心配になります。
今も身体が揺れています。地震がなくとも揺れているような気がしてしまうのです。
また原発もどうなるのか非常に不安な状態です。日本はどうなってしまうのでしょうか。
しかし、パンドラの箱からは、最後に希望が出てくるのです。自分たちが希望を見つけて、それに向けて生きていかねばなりません。
次回は大災害時にあった方がいいかもしれないもの、などをブログにアップしたいと思います。いつになるかわかりませんが。
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テーマ : 地震・天災・自然災害
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