週末にロシア料理のスンガリーに行ってきました。
西武新宿駅のそばにスンガリーはあります。少々わかりにくいかもしれませんけれど、目印はスカーフをかぶった女性です。
さて、今回は少々改まった集まりだったため、写真を撮影することはできませんでしたが、どうぞ文字で雰囲気を味わってください。
モスクワの星の夜コースを頼みました。
最初に出てきたのは、じゃがいものガレットにいくらとキャビアをのせたもの。キャビア好きなので、これをと~~~っても楽しみにしていましたが、単独で味わえる量のキャビアがのっているはずもありませんでした(沈)。いくらとキャビアの出会いと申しましょうか、イクラちゃんに一本とられたキャビアちゃんと言いましょうか、いくらと混ぜられた可哀想なキャビアの味はありませんでした。
次なる前菜は、サーモンのクレープ包みサワークリーム添え。大きさはオムレットくらいあって、もうこれで御馳走様でいいわというくらいの大きさでした。クレープ(ブリヌイ)はふわふわ、そして野菜もたっぷりでとてもヘルシーでした。
次はつぼ焼き(グリヴイ)とペリメニの選択でした。私はつぼ焼きを頼みましたが、シチュー部分がかなり小麦粉多めでした。日本流のアレンジなのでしょうか。もう少しきのこがたっぷりで、ちょっと酸味がある感じだとよかったのですが。ペリメニはかなり薄味でした。中のお肉もジューシーとは言えません。ひょっとしてヘルシー志向?
つぼ焼きを食べていると、早い時間から食べ始めたこともあり、お店にはお客さんがまだほとんどいないので、次から次へと料理が運ばれてきて(これってコース?)、テーブルがどんどんいっぱいになっていきます。ボルシチとピロシキが、つぼ焼きやペリメニと一緒に並んでしまいました。
ボルシチもこれまたヘルシーで、さらに中身が少なめです。赤かぶもちょっとしか入っていません。自分が作るボルシチとも、また吉祥寺のカフェロシアのものとも大分違います。今は高田馬場にあるチャイカはややこってりしたボルシチなので、チャイカとも随分違います。ちなみに、個人的にはカフェロシアに軍配です。
ピロシキはペリメニと同じく、ジューシーさのない、つまり脂身のほとんどない肉を使っているようで、ポソポソしていました。焼きピロシキと揚げピロシキを選択できるわけですが、これならば揚げピロシキを選択した方がよかったかもしれません。ピロシキはチャイカの方が美味しいでしょう。
さて、メインは鶉肉のローストを頼みました。他には牛フィレとアンコウでしたが、やはりシナモン風味ライスのファルシーと聞けば、頼んでみるでしょう~♪これって本当にロシア料理?という疑問はありましたけれど、気にしな~い!
出て来た鶉ちゃんが一般的な鶉のローストと比較して大きかったか小さかったかはわかりませんが、すでにお腹一杯の私から見ると、相当大きく見えました。しかも、その鶉肉にライスと干しぶどうがたっぷり詰め込まれているのですよ。大きいこともさることながら、お上品さに欠ける私には少々食べにくく、途中から手を使うという荒技に出ました(笑)。お味の方は、鶉に野性味がある…くらいでしょうか。
最後はロシアンチャイで、バラ、ラズベリーとリンゴ、チェリーの3種類のジャムが一緒に出て来ました(添えられていた、というよりもジャムの方が大きな顔をしていました)。ホフロマはこうやって使うといいのねと感心しました。ところで、バラのジャムは初めて食べるとバラの香りがして感動しますが、何度か食べると香水を食べているような錯覚に陥ってしまい、あまり好きではありません。ロシアのジャムというと黒すぐりと思っていましたが、どうなのでしょうか。
メインが出て来る頃にはお店は一杯になり、店員さんが忙しくなってきたせいか、食後のお茶をどうなさいますかと3人の店員さんに聞かれました。
正直なところ、このお店がロシア料理として繁盛している理由があまりよくわかりませんでした。なるほどお店の雰囲気はなかなかだったように思いますが、お味の方は平均的でした。要するに有名店、ネームバリューということでしょうか。店員さんの教育もあまりいいとは言えませんでした。何より、コース料理であるにもかかわらず、お皿をテーブルにたくさん並べてしまうというのは、急かされているような気分になりますし、お料理が冷めてしまうので絶対に避けていただきたいと思います。
久しぶりにチャイカやカフェロシアに行きたくなりました。チャイカは高田馬場に移転して、少々雑然としているのが残念なのですが。
今後ロシア料理のお店をいろいろと探してみようと思います。

テーマ : こんな店に行ってきました
ジャンル : グルメ