ワインとグラスの関係

最近家人がやたらとワインを買いだめしている。
いつもお世話になっている家人の上司がワインを飲んでいるということで、ワインを飲むようになったのが7〜8年前のこと。その後、メタボ上の理由から、芋焼酎にどっぷりはまっていたのだけれど、またここのところワインに戻ってきた。そして時折ネットでポチっとしているらしく、複数本単位でワインが届くようになった。
さらに、悪いことに昨年末に私の実家に遊びに行った時のこと、そこにもワイン好きがいた。
ワイン好きmeetsワイン好き。
当然話は盛り上がる。安くてもあれは旨いだとか、何年は思っていたより旨かったとか、飛び交う年号と地名。ここは社会科教務室かよとツッコミたくなるのを抑えるのに苦労をしてしまった。こんな人たち(プラス私)が集まれば2本なんて軽い軽い。
その日以来ますますワインというアルコール燃料で動くようになってしまった家人。
そんな家人のバレンタインデーのリクエストは気軽に使えるワイングラス。これまでそこらへんのコップか江戸切り子でワインを飲んでいたわけだが(貰い物のバカラというのもあるのだけれど、クリスタルはあまり好きではない)、ワイングラスで飲みたいなーと家人。ごもっとも。
でも、キミはすぐにグラスを倒すじゃない。今まで何度食事中に液体をこぼしてきたことか。
と言いたいところをグッと抑え、食器を選ぶ楽しみを与えてもらってルンルンしながら、1週間ほどいろいろな商品を見較べたり、検索したり楽しんだ。
そして、選んだのがいつものiittalaのエッセンス(「いつもの」はiittalaを修飾している)。

リーデルなどと較べて、直線的でシャープな感じが気に入ったことと、リーデルはブドウで(というか産地で)容量や形の違うグラスがいろいろあり過ぎるのだけれど、このエッセンスは「赤」「白」「シャンパン」というシンプルな分け方がよかった。
それでも、このグラスは背が高くて、倒す危険性を考えると頻繁に食卓に出せないので、あまり形が好きではなかったけれど、リーデルの「オーシリーズ」でも買おうかと考えていた時に、ふと、トップの写真のグラスを思い出した。マーク・ニューソン。ワイングラスとして売っているわけではなかったので、今まで買おうとは思わなかったこのグラス。オーシリーズよりも底が薄くて繊細。そして足をつけたら直線的なエッセンスに少し似ているかなと、エッセンスのおまけとして1つだけ購入。
結果は、めっちゃくちゃよい!かちゃくちゃねー(ちと違う)。
リーデルは、ワインの味をよくするグラスという触れ込みなんだけれど、グラスで味が変わるなんてねーとちょっと疑っていた。買ったのはリーデルじゃないけれど、ごめんなさい、味が変わる!グラスを口元に近づけると、ふわっとワインの香りがして(小説家なら、鼻腔をくすぐると書くか?!)、グラス自体が大きいので、よく空気に触れるせいかとてもまろやかになる!!びっくり!
何で1つしか買わなかったんだろうと後悔しきり。すぐに3つ買い足した(もちろん割った時用に予備2つ)ことは言うまでもない。
食器で食べ物の味が変わったような気がする程度ではなく、はっきりワインが美味しくなる魔法のグラス。これで、我が家はフランス並みのワイン消費をしてしまうことは確実だろう。ま、いいかー。
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